日本の食事のマナーは世界から見ると珍しい?

豊かな調理法や食材のバリエーション、盛り付け、季節感などの魅力は、外国人に和食を伝える上で欠かせません。中でも、食事に関するマナーは国によって異なる部分も多く、驚くこともあります。ここでは、日本ならではの食事マナーについてご説明します。外国人向けに料理教室を開くのであれば、料理だけでなく食事のマナーも一緒に伝えることが大切です。「和食の魅力を伝えたい」「和食を通して日本の魅力を広めたい」という方は、ぜひ外国人向けの料理教室講師を目指してみてください。

日本ならではの食事マナーとは?

日本ならではの食事マナーとは?

食事マナーはその国の歴史や信仰などに深く関わりがあり、外国人にとって日本の食事マナーはとても奇妙に映ることもあります。

外国人が驚いたり変だと思ったりする日本の食事マナーには、どのようなものがあるでしょうか。

「いただきます」と「ごちそうさま」

日本では、食材の命をありがたくいただくという意味と、おいしい食事を用意してくれた人に対する感謝を込めて、「いただきます」と「ごちそうさま」と言います。

食卓についた相手に、「一緒においしく食べましょう」というニュアンスの言葉をかける国はありますが、食材に対してこのような言葉をかけるのは日本だけです。「いただきます」と「ごちそうさま」が英語に訳せないのは、この挨拶が日本ならではの伝統や信仰に基づく考えだからなのでしょう。

ラーメンやそばなどの麺類を、音を立てて食べる

日本のように、麺類をズズズ…と音を立てて食べる国はとても珍しいです。同じアジア圏で麺料理が多くある韓国でも、「音を立てて食べた方がおいしい」という考え方はありません。食事の際に音を立てる行為は、外国人にとってマナー違反ですが、実はとても理にかなった食べ方です。

麺類を勢いよくすすることでスープが絡んだ麺をすばやく口に運ぶことができ、立ち上る香りをまとめて鼻孔に取り込むことで、よりおいしいと感じるのです。繊細な味覚を持っている、日本人ならではの食べ方と言えるでしょう。ただ、外国人は音を立てて食べることに違和感を持つ人も多いため、知識として伝える程度にしましょう。

食器を持ち上げたり口をつけたりする

食べ物を落とさないように、あるいはお茶碗に残った米粒をキレイに食べるために、日本人は食器に口をつけたり持ち上げたりして食事します。実は、この行為はほとんどの国ではマナー違反になってしまいます。同じアジア圏の韓国でも、この行為はマナー違反になります。中国や台湾では、カジュアルなシーンでお茶碗を持つことはありますが、基本的にはマナー違反です。

また、ヨーロッパや中東の国は昔は手で食事をしていた歴史がありますが、そのときでさえ食器を持ち上げたり口をつけたり…ということはありませんでした。良い・悪いは別として、日本には世界的に珍しい食事マナーがあるということを押さえておきましょう。

日本の食文化を伝え、異国の文化を知ろう

日本の食文化を伝え、異国の文化を知ろう

食事のマナーは、国が違えばそれだけのマナーや文化があります。料理講師として外国人向けの料理教室を運営するのなら、料理のレシピやノウハウだけではなく、食事の背景やマナーについても一緒に伝えることが大切です。

皆様にとっても、生徒さんの国ではどのようなマナーがあるのか、日本とどのように違うのかなどを知る貴重な経験となります。四谷・相模大野・下北沢・吉祥寺(日曜日のみ)・大阪(本町)で外国人和食教室を運営している外国人向け料理教室協会では、認定講師の育成スクールを開校し、多くの問い合わせをいただいております。認定講師になりたい方はご連絡ください。

和食の料理講師として外国人向けの料理教室を開催することで、英語を活かしながら異文化交流を楽しむことができます。外国人と関わる仕事がしたい、料理が好き、料理講師になりたいという方は、ぜひ一度外国人向け料理教室協会にお問い合わせください。講座は複数のコースをご用意しております。不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

外国人向けの料理教室で講師を目指すなら外国人向け料理教室協会まで

団体名 一般社団法人 外国人向け料理教室協会
代表 富永 紀子
設立 2016年
住所 〒252-0318 神奈川県相模原市南区上鶴間本町4丁目2−22
Tel 090-1849-7240
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